2011年06月24日
波照間島
日本最南端の島
石垣島から船で1時間
その船の
ゆれることゆれること!「ッツドーン」←はじめにちっさい「ツ」が入っていることが縦ゆれの大きさを表している。
のんびり本でも読もうと思ってたけど、なーんのなんの、ムリムリ。
あれはジュラシックパークだった。1時間たまげ続けた。
ひどい揺れでおばあさんが天上に飛んだこともあるそうな。
波照間に行く予定はなかったけど、
前日に泊っていた竹富島の宿で遇った3人組の一人、くわたさんが
あんまりにも波照間をいいよいいよとすすめたので行ってみた。
よくしゃべるくわたさんだけど、なぜか「はてるまはいいよ!」
という時だけ常にささやき声になっていたのと、
くわたさんは波照間に2泊した間に「みんぴか」という店のかき氷を
あまりのおいしさに6回食べたという偉業を成したらしく、
ならば!と行ってみることにしたのでした。
売店で売られる麩
波照間島といえばニシ浜。
あんなきれいな浜を見たら他のどんなところも「うーん」と思うらしい。
でも暑くてちらっとしか見てない。
ほんとにお昼間は冗談のように暑いので、出歩かないようにしている。
やっぱり地元の人もそうしているみたいだった。
でも、日が暮れてからいろいろ行くと静かなこの島ではだいたい店が閉まっている。
なんかそれがいいなぁと思った。
赤瓦の昔ながらの家が普通にいっぱいあって、普通に昔から暮らしている人たちがいて、
わざとらしい観光的なものはあんまり見当たらなかった。
移住してきた人たちやその人たちがやっているおしゃれなお店も
小さくささやかで島に溶け込んでいる。
「小さ 愛さ (くうさ かなさ)」
という沖縄のことわざを思った。
小さく愛(かな)しい。
kukuru kafe
あまりの暑さに観光めいたことは何にもしていなくて
石垣からの船代往復6000円を思うとなんかもったいないから
宿のすぐ近くのカフェに行ってみることにした。
猫と相席
「ほうっ」とか「はあっ」とか
とろけて良い溜め息の出るなんとも居心地のいいところでした。
ナイスガレージ
波照間に行って一番良かったのはこのカフェに置いてあった山尾三省の本が読めたこと。
と、帰る船の中で思ったけど、
波照間で五感で触れたことは自分の中でゆっくり熟成して
後になって「よかったなぁ」と思い出しそうな
わかりやすく表面的じゃなくて
地味だけど深い深い、まことの「よかったなぁ」と思わせてくれる島のような気がする。
Posted by もももも at 14:19│Comments(0)
│沖縄の旅